• ホーム
  • ヘルペスの治療薬にゾビラックスが処方された!気になる使い方と効能

ヘルペスの治療薬にゾビラックスが処方された!気になる使い方と効能

ゾビラックスは、アシクロビルを有効成分としたヘルペス治療薬です。ヘルペスは、治療を行わなくても自然治癒しますが、ゾビラックスを使用すれば治癒までの時間を短縮でき、重症化や周囲への感染リスクを軽減できます。

ゾビラックスは、口唇・性器ヘルペスだけでなく、帯状疱疹への治療効果も認められていますが、使い方が異なるため注意が必要です。口唇・性器ヘルペスの場合、1回200mgを1日5回服用するのが基本的な使い方となります。一方、帯状疱疹では、1回800mgを1日5回の服用が必要です。服用間隔は4時間以上空ける必要があるとされており、朝食後・昼食後・夕方・夕食後・就寝前が服用の目安となります。服用間隔が短すぎると、ゾビラックスの血中濃度が高くなりすぎて副作用のリスクが高まるため注意が必要です。同様に、副作用のリスクが高くなるため、飲み忘れた場合であっても1度に2回分を服用してはいけません。飲み忘れた場合は、1回分の服用を飛ばすか、その時点で服用して、その後の服用時間を調節しましょう。

ゾビラックスの有効成分であるアシクロビルは、ヘルペスウイルスのDNAの複製を阻害する効能があります。ヘルペスウイルスはDNAを複製することで増殖していきますが、DNAの複製にはデオキシグアノシン三リン酸などの酵素が必要です。アシクロビルは、ヘルペスウイルスが感染した細胞内において、デオキシグアノシン三リン酸と構造がよく似たアシクロビル三リン酸へと変化するという特性があり、デオキシグアノシン三リン酸の代わりにウイルスに取り込まれます。アシクロビル三リン酸を取り込んでしまったウイルスは、正常にDNA複製が行えないため、増殖もできなくなります。ゾビラックスは、このようなメカニズムによって症状改善につなげるのです。

なお、アシクロビルがアシクロビル三リン酸へと変化するのは、ウイルスが感染した細胞内だけなので、正常な細胞への影響はほぼありません。ゾビラックスは、人間の正常な細胞に悪影響を与えずに、ウイルスの増殖を防ぐことを可能にした世界初の治療薬として広く使用されてきた実績があります。また、ゾビラックスは、あくまでヘルペスウイルスの増殖を防ぐ効能がある治療薬なので、ウイルスが増殖してしまってから使用しても十分な治療効果は得られません。そのため、ゾビラックスの効果を最大限に生かすには、水ぶくれなどの症状が現れ始めた時点で服用する必要があります。