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これってもしかして性器ヘルペス?主な症状と感染経路について

悩んでいる男性

性器ヘルペスは、性感染症の一種で単純ヘルペスウイルスに感染することで発症します。性器ヘルペスは、単純ヘルペスウイルスに感染したとしても無症状であることが少なくありません。しかし、初感染時に病状が現れた場合、重症化しやすいとされています。主な症状としては、性器周辺にかゆみを伴う小さな水ぶくれが発生するのですが、時間が経過すると、水ぶくれが破れて潰瘍となり激しい痛みが生じることがあります。特に、女性の場合、尿道付近に潰瘍が発生すると激しい痛みによって排尿困難に陥ったり、歩行に支障が出たりすることがあるため注意が必要です。

初感染時に症状が現れた場合、水ぶくれだけでなく、発熱や倦怠感、リンパ節の腫れなどが生じることもあります。一方で、初感染時は無症状であった人が、しばらくしてから初めて症状が現れた場合、比較的軽症となる傾向があります。また、性器ヘルペスは再発率が非常に高いことで知られていますが、初感染時の症状と比べると軽度であることが多く、性器周辺にかゆみや痛みを伴う水ぶくれが数個出現する程度で、重症化することは稀です。なお、再発を繰り返していると、症状が現れる前に違和感やかゆみなど発症の前兆を感じるようになると言われています。再発時は比較的軽症で済みますが、放置せずに前兆を感じ取ったらすみやかに治療を行うことが重要です。

性器ヘルペスの感染経路は、主に性行為です。患部と直接接触したり、ウイルスが含まれる精液や膣分泌液との接触、ウイルスが付着した手で性器周辺に触れるなどによって感染してしまいます。また、口唇ヘルペスを発症している人とオーラルセックスをすると、単純ヘルペスウイルス1型によって性器ヘルペスを発症することも少なくありません。なお、水ぶくれなどの症状が現れているときは非常に感染リスクが高いのですが、無症状であっても感染する可能性があります。この点は、口唇ヘルペスとは異なるので注意が必要です。

さらに、性行為以外が感染経路となることがあります。例えば、性器ヘルペスを発症している人が使用したタオルや便座を使用するなど、ウイルスが付着したものを共用することでも感染する可能性があります。そのため、患部を無暗に触らないことや、患部に触ったら手を洗う、ウイルスが付着する可能性があるものは共用しないなどの対策が必要です。

また、妊娠中の女性が性器ヘルペスを発症したまま出産すると、赤ちゃんが産道で感染して新生児ヘルペスを発症する恐れがあります。新生児ヘルペスは、重症化しやすく最悪の場合死に至ることも少なくないため、妊娠中の女性が性器ヘルペスを発症した場合、帝王切開が必要となることがあります。